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小松茂美(文学博士/古筆学者/柳井市名誉市民)

Title:コマツシゲミ


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小松茂美(文学博士)
平成10年12月24日 柳井市名誉市民選定
[1925(大正14)年3月30日〜2010(平成22)年5月21日]

 小松茂美は、昭和20年の広島原子爆弾被爆の病床にあって、「平家納経」の研究を発企、昭和28年東京国立博物館に就職後は、専ら日本の古い書跡の研究に没入されました。
 昭和36年『後撰和歌集 校本と研究』により、文学博士の学位を取得され、以後、続々と研究成果をまとめられ、『光悦』(共著・昭和39年)で昭和39年度毎日出版文化賞特別賞を、『平安朝伝来の白氏文集と三蹟の研究』で昭和41年度日本学士院賞を受賞しました。
 さらに『平家納経の研究』では、古筆研究の体系化の業績をもって昭和54年度朝日賞を受賞しました。
 その間、『かな その成立と変遷』(岩波新書)『日本書流全史』『平等院鳳凰堂色紙形の研究』『元永本古今歌集の研究』などを通じて、自ら提唱される古筆学の樹立を模索、『日本絵巻大成』(続編・続々編を含む、全55巻)『平安時代倭絵の研究』など、美術史に国語・国文学・歴史学をも包含する古筆学の方法論を援用、新たな学問分野を構築しました。
 その成果は『古筆学大成』(全30巻)として上梓され、現在、人文科学部門の基本文献として高い評価が定まっています。
 昭和61年に東京国立博物館を定年退職後は、自ら「古筆学研究所」を設立、所長として行進を指導されるかたわら、研究者としても現役を続行、精力的に研究成果をまとめています。
 志学50年、学閥の外、自学自習、独学の精進の果てに、実に十数万枚にも及ぶ200余冊の著述を残されている氏は、『小松茂美著作集』(全33巻)をはじめとする、全ての著書を柳井市に寄贈され、柳井図書館には、「小松茂美文庫」が設立されています。
 昭和48年からは、柳井市文化財保護審議会委員を務められるなど、柳井市の文化行政の向上と社会教育の振興に尽力しています。
 そうした功績を称え顕彰するため、平成10年12月、柳井市名誉市民の称号が贈られました。

Memo    
●メモ: 柳井市名誉市民  

資料提供:柳井市総務課
監修:松岡睦彦

 
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