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岩政次郎右衛門

Title:イワマサジロウウエモン


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 柳井市北部にある黒杭川から馬皿を通り、西部にある新庄地区・余田地区に続いている用水路があります。
 その昔、新庄地区・余田地区一帯は水の乏しいところで、日照りが続くと雨乞いや祈祷をするしかなく、村人の窮状は見るに忍びないものでした。
 今を去る300年前、新庄地区、余田地区の北部に水をひくため、新庄の庄屋であった岩政次郎右衛門が一身を捧げて作った用水路(疎水)が「長溝用水(ながみぞようすい)」です。
 次郎右衛門は、3年をかけ、取水源を求め、水路をどのように掘りこんで作ったらよいかの地形調査、測量などを行い、長溝の案を作りました。
 それから岩国の吉川のお殿様のお許しをいただいて、貞享3年(1686)に着工、3年の歳月と村人総出延べ9,000人の人手により大工事が行われ、元禄2年(1689)に完成しました。
 現在の地図で取水口から終点までの標高差を計算してみると、平均して1,000分の5(1kmで5mさがる)の勾配が取られており、山肌を縫って溝を配置するその測量技術は、当時のものからすると驚異的なものだったようです。
 工事は約7kmにおよび、完成した長溝用水は約77haの水田をうるおし、その後、干ばつに悩み続けた村一帯はよみがえりました。
 水路は、現在も地区の人により大切に守られ、岩政次郎右衛門の偉大な業績とともに、地域の歴史的遺産として語り継がれています。
 次郎右衛門は「水の神」ともあがめられ、毎年8月19日には長溝祭がおこなわれています。
 柳井いろはかるたには「長溝ひかれた 水の神」と詠まれています。

Memo    
●メモ: 柳井市新庄佐保に顕彰碑が設置されています。

資料提供:
監修:松岡睦彦

 
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