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湘江庵(柳と井戸)

Title:ショウコウアン(ヤナギトイド)


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 今から約1,400年の昔、豊後国満野長者の娘 般若姫(はんにゃひめ)が、橘豊日皇子(後の用明天皇)に召されて、九州大分から船で瀬戸内海を上京する途中、嵐で苦しまれ、柳井津の入江で里人に清水を求められたそうです。
 その時、こちらの井戸の清水を差し上げたところ、姫は大変おいしいと喜ばれ、お礼にと中国の明帝大王(みんていだいおう)から贈られた不老長寿の柳の楊枝を井戸の傍らに差したそうです。
 その楊枝は、不思議にも一夜にして芽をふき、やがて柳の巨木になったと言い伝えられているのが、曹洞宗 湘江庵(しょうこうあん)の「柳と井戸」です。
 この楊(柳)と井戸を結びつけて「楊井」の地名が生まれ、江戸時代に入ってから「楊井」から「柳井」に変わったそうです。
 柳井の地名発祥の地といわれる、こちらの井戸の清水を飲むと美人になれるとの言い伝えがあります。
 ちなみに、今ある柳の木は五代目とのことです。
 さて、境内の左側に御堂がありますが、この中の中央に安置されています十一面観音は平安末期の作で、左側の仏像は日本三大虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)のうちの一体として大変有名です。
 また、本堂の左手前に立つ歌碑には、次のように刻まれています。

 「丸雪ふる 今朝の嵐の 吹き落ちて 柳井の底に くだく玉水(あられふる けさのあらしの ふきおちて やないのそこに くだくたまみず)」

 これは、元禄2年(1689)、井原西鶴(いはらさいかく)が、全国の名勝旧跡を詠んだ歌を集めて『一目玉鋒(ひとめたまぼこ)』という本を出しましたが、その中にある柳井を詠んだ歌です。
 この湘江庵は、江戸時代、柳井の町人が集まって俳句を作ったり、お茶やお花や謡曲の会などが催されりしたようです。当時の公民館だったわけで、柳井の江戸文化発生の地ともいえるところです。

Memo    
●所在地: 柳井市柳井3058−1(新町)
●交通アクセス: ・JR山陽本線柳井駅から徒歩で10分
●連絡先: 柳井市観光協会 TEL:0820-23-3655
●メモ: 柳井の地名のおこりである柳と井戸があり、境内の左手には、日本三大虚空蔵菩薩のうち一躯が鎮座する御堂があります。 

資料提供:柳井市商工観光課・柳井市観光協会・山口県観光連盟
監修:松岡睦彦

 
〒742-8645 山口県柳井市中央二丁目15-1
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